売れない土地を相続したらどうする?対処法について解説!

2024-10-29

売れない土地を相続したらどうする?対処法について解説!

この記事のハイライト
●立地や土地の形状、地盤に問題があると売却に時間がかかる可能性がある
●売れない土地を所有し続けると、固定資産税の支払いや管理の手間など多くのデメリットが生じる
●売れない土地を相続した場合は、買取を利用する、寄付をする、相続放棄をするなどの対処法がある

相続した土地を売却しようと思っても、スムーズに売却できるとは限りません。
土地の形状や立地条件によっては、売却が長引く可能性もあるため注意が必要です。
今回は、相続した土地が売れない理由や売れない土地を持ち続けるリスク、売れない時の対処法について解説します。
福岡市東区を中心に福岡市内及び市内周辺地域で土地を相続する予定がある方は、ぜひ参考になさってください。

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相続した土地が売れない!その理由とは

相続した土地が売れない!その理由とは

相続した土地を売却しようにも、なかなか買主が見つからないこともあります。
なぜスムーズに売れないのか、考えられる理由を3つ解説します。

理由①立地条件に問題がある

相続した土地が売れない理由の1つに、立地条件の問題が挙げられます。
土地の購入を考えている方の多くは、交通や生活の利便性を重視しています。
駅や学校、商業施設などが近くにある物件は利便性が高いので、比較的早く買主が見つかるでしょう。
反対に、駅から遠かったり周囲に買い物施設が少なかったりすると、売却に時間がかかる可能性があります。
また、購入希望者は周辺環境も考慮したうえで購入を判断するため、周囲に嫌悪施設がある場合は注意が必要です。
ゴミ処理場や暴力団施設、ゴミ屋敷などが近くにあると、購入を見送られてしまうかもしれません。

理由②土地の形状が良くない

土地の形状に問題がある場合も、売却期間が長引く可能性があります。
一般的に、土地の形は正方形に近いほど需要が高く、正方形から遠くなる程売れにくくなります。
なぜ正方形が人気なのかというと、きれいな四角であるほど土地を有効活用しやすいためです。
不整形地は活用がしにくく、希望の大きさ・間取りの建物が建てにくいことから、敬遠されやすい傾向にあります。

理由③土地の地盤に問題がある

土地の地盤に問題がある場合も、買主が見つかるまでに時間がかかる可能性が高いです。
たとえば埋立地や盛土は地盤が緩くなっていることも多く、買主の不安材料に繋がります。
とくに最近は自然災害が多発しており、土地の液状化や崩落が懸念されています。
相続により土地を取得した場合、土地の状態を把握できていない方も多いのではないでしょうか。
買主の不安を取り除くためにも、売却前に地盤調査をしておくことをおすすめします。

売れやすい土地とは

売れにくい土地がある一方で、売り出してからすぐに買主が見つかる土地もあります。
駅や学校、保育園、商業施設などが徒歩圏内にある土地は、利便性が高いため早期売却が見込めるでしょう。
また、整形地や用途地域の制限が少ないような家が建てやすい土地も需要が高く、売れやすい家といえます。

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売れない土地を相続により所有し続けるとどうなる?

売れない土地を相続により所有し続けるとどうなる?

売れない土地を相続してしまい、活用ができずに放置されるケースは少なくありません。
土地をそのまま所有し続けると、次のようなデメリットやリスクが生じます。

  • 固定資産税がかかり続ける
  • 土地が崩落する危険がある
  • 建物の老朽化が進む
  • 次の世代まで問題が続く

それぞれ順番にご説明します。

固定資産税がかかり続ける

活用していない土地であっても、所有している限り毎年固定資産税を支払わなければなりません。
建物が建っていれば「住宅用地の特例」により固定資産税が軽減されますが、更地の場合は適用対象外です。
利益を生まない土地に、高い税金だけを払い続ける状況が続くのは大きな負担となるでしょう。

土地が崩落する危険がある

土地の状態や立地によっては、自然災害により崩落する恐れがあり、大変危険です。
土地が土砂や豪雨などで流失し、近隣の家屋に被害を与えた場合、所有者の責任となる可能性があります。
民家から遠い土地を相続したとしても、いつどのような災害が起こるかわかりません。
このようなリスクを避けるためにも、活用予定のない土地は早めに手放すことが賢明です。

建物の老朽化が進む

相続した土地に建物が建っている場合は、建物の管理もし続けなければなりません。
とくに空き家は人が住んでいる家よりも早く劣化するため、管理を怠ると倒壊や破損の恐れが高まります。
管理不足が原因で空き家が破損し、近隣住民に被害を及ぼした場合、所有者が責任を負わなければなりません。
空き家の管理は管理会社に依頼することも可能ですが、その場合は依託費が発生し、金銭的な負担がかかります。

次の世代まで問題が続く

売れない土地をそのままにしてしまうと、この問題を子どもへ引き継ぐことになります。
現在売れない土地が、これから先の未来で人気が出るとはなかなか考えられません。
「売れないから」と放置した結果、子どもたちは自分と同じように土地が売れずに悩むこととなります。
自分の代で解決できなければ次の世代へと先送りになるため、相続の点からも早めの処分を検討しましょう。

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売れない土地を相続した場合の対処法

売れない土地を相続した場合の対処法

売れない土地を相続してしまったら、以下のような対処法を検討しましょう。

売却方法を変えてみる

不動産の売却方法には「仲介」と「買取」の2種類があります。
仲介とは不動産会社を通して個人の買主を探す方法、買取とは不動産会社が直接不動産を買い取る方法です。
仲介のメリットは高値売却が期待できる点ですが、土地の状態や立地によってはなかなか売れないこともあります。
一方で買取は、不動産のプロ相手に売却するため、仲介で売却するのが難しい物件でも手放せる可能性があります。
買取価格は仲介に比べると低くなりますが、仲介でなかなか売れない場合は、買取も検討すると良いでしょう。

隣地へ寄付する

利益は得られませんが、自治体や個人などに寄付をして手放す方法もあります。
しかし、自治体への寄付は利用価値がなければ応じてもらえないことが大半です。
そのため、まずは土地の隣地所有者に譲渡を交渉してみるのがおすすめです。
隣家であれば自分の土地と併せて活用できるため、応じてもらえる可能性が高まります。
もし隣地所有者に交渉する際は、受け取った側には贈与税が発生することも伝えておきましょう。

相続放棄する

まだ土地を相続していないのであれば、相続放棄をするのも選択肢の1つです。
相続放棄とは、はじめから相続人でないものとみなし、被相続人の財産をすべて放棄することです。
土地の相続を回避できれば、税金の支払いや管理の手間も不要になります。
相続の話し合いにも参加せずに済むので、誰が土地を相続するかで揉める心配もありません。
ただし、相続放棄をすると、被相続人の財産すべてを取得できなくなる点に注意が必要です。
「現金や車は相続して、土地のみ相続放棄したい」ということはできません。
相続したい財産がある場合やプラスの財産が多い場合は、相続放棄をすべきか慎重に検討することが大切です。
なお、相続放棄をするには「被相続人が亡くなってから3か月以内」に手続きを済ませる必要があります。

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まとめ

相続した土地の形状や立地などによっては、売却しようにもなかなかうまく進まないことがあります。
売却ができないとなると放置する方も多いですが、活用予定のない土地は早めに手放すのが賢明です。
売れない土地を相続した場合は、買取を利用する、寄付をするといった対処方法があります。
また、これから相続する予定の方は、相続放棄を検討するのも良いでしょう。
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