2024-10-01
家を売りたいと考えたとき「築年数が古いから、売却できるか心配…」という方も少なくありません。
築30年を超えている場合、築浅の家より売却しにくくなるのが現状です。
しかし、状況によっては築年数の影響を受けず、スムーズに売れるケースもあります。
今回は築30年の家の資産価値や売れやすい家の条件、売却のコツを解説します。
福岡市東区を中心に福岡市内および市内周辺地域で不動産売却をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。
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まずは、築30年の家を売却する際の、資産価値について解説します。
家の資産価値がゼロと判断されるタイミングは、築20年を過ぎたときです。
建物は構造によって耐用年数が定められており、木造の場合は22年となります。
耐用年数とは、その年数をかけて少しずつ資産価値が減少し、最終的にゼロになるという意味です。
「耐用年数=家の寿命」というわけではないので、築30年の家でも状態によって住み続けることができます。
定期的にメンテナンスをおこなったり、傷んだ場所をリフォームしていたりすれば、より長持ちするでしょう。
とはいえ、不動産会社や金融機関は、耐用年数を一つの基準として資産価値を算出することになります。
そのため、築30年の家は、資産価値がゼロと判断されるのが一般的です。
近年、増加傾向にある空き家問題を解消するため、中古物件の流通を盛んにしようという動きがあります。
築20年で資産価値をゼロとすることに対して、反対する方も多く、近年は築25年にしようという風潮になってきています。
とはいえ、土地や建物といった不動産は、立地や需要などさまざまな条件によって価格が変化するので、資産価値を算出するのは難しいでしょう。
そのため、ご自身の家にどのくらいの資産価値があるのかを知りたいときは、不動産会社にご相談ください。
築30年の家を売却するときは、現行の耐震基準に沿って建てられているかを確認する必要があります。
地震が多い日本において、福岡市においてもいつ大きな地震がくるかわかりません。
旧耐震基準か新耐震基準なのかよって、資産価値が大きく変わることがあります。
築30年の家の売却では、耐震基準とともに境界も調べておきます。
隣地との境界が曖昧な場合、資産価値が下がる可能性があるからです。
昔は隣地の境界を「うちがここからここまで!」という風に、大まかに決めていたケースも少なくありません。
境界が曖昧なまま引き渡してしまうと、買主が将来、隣地の住民とトラブルになる恐れがあり、売れにくくなる恐れもあるでしょう。
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続いて、築30年でも売却されやすい家の条件について解説します。
売却されやすい一戸建ての条件として、まず整形地であることが挙げられます。
整形地とは正方形や長方形といった、形の整った土地のことです。
整形地には、建物が建てやすかったり、土地活用がしやすかったりなど多くのメリットがあります。
そのため、築30年の家が建っていても、建て替えによって理想のマイホームを持つことが可能です。
一方、台形や三角形の土地のことを不整形地と呼びます。
不整形地は建物が建てにくかったり活用も難しくなったりするので、あまり需要がありません。
また、広すぎる土地や再建築不可物件も、なかなか買主が見つかりにくいでしょう。
利便性が高い場所にある一戸建ては、一定の需要があるため、築30年を超えていても早期の売却が見込めます。
たとえば駅から徒歩圏内の場合、幅広い世代をターゲットにすることが可能です。
ショッピング施設や病院、金融機関などが駅に集中していれば、よりスムーズに売却できるでしょう。
マンションの条件としてまず挙げられるのが、人気のエリアにあることです。
住みたい街ラインキング上位の街や、駅周辺の再開発がおこなわれ人口が増えている場所などは、不動産に対する需要が高いといえます。
たとえ築30年が経過していても、人気のエリアという事実は変わらないため、成約に至りやすいといえるでしょう。
マンションの場合、外壁の塗り替えなどの大規模修繕が定期的に実施されます。
修繕後は資産価値が高くなる傾向にあるので、築30年を経過していても売却しやすくなります。
故障している設備や劣化が目立つところが綺麗になれば、見た目の印象も良くなり、売却に適したタイミングとなるでしょう。
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最後に、築30年の家を売却する方法について解説します。
方法としてまず挙げられるのが、古家付き土地として売ることです。
先述のとおり、一般的には築20年を超えたタイミングで、資産価値はゼロと判断されます。
古家付き土地は、土地の価格のみで売り出す方法で、古家がある際に用いられることが多いです。
近年は古家を購入し、リフォームやリノベーションをおこなう方が増えています。
また、古民家ブームにともない、古家に魅力を感じる方も多いでしょう。
古家付き土地は、そのような方に需要があるので、ターゲットを絞って売りに出すのも一つの方法です。
ホームインスペクションをおこなうことも、方法の一つです。
ホームインスペクションとは、家に生じている劣化や不具合を、専門家がチェックすることです。
家の健康診断のようなもので、中古物件の流通が盛んなアメリカでは当たり前のように実施されています。
売主が把握できなかった不具合が発見できたり、修繕の必要性やタイミングもわかったりするので、築30年の家を売却する際はぜひおこなっておきたいサービスといえるでしょう。
方法として、リフォームをして売り出すことも挙げられます。
築年数が古くなるほど、さまざまなところが劣化したり故障したりするのが一般的です。
状態が悪いと見た目の印象もマイナスとなってしまい、候補から外されてしまう可能性があります。
そのため、劣化の激しいところはリフォームをおこない、できる限り良い状態にしておくのがおすすめです。
ただし、先述のとおり、近年は購入後に自分でリフォームを考える買主もいます。
大掛かりな工事ではなく、優先順位を決めて、最低限の場所だけリフォームをすると良いでしょう。
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木造一戸建ての耐用年数は22年のため、一般的には築20年を過ぎると資産価値はゼロと判断されます。
建物が建てやすい整形地や、利便性の高いマンションは築30年が経過していても、一定の需要があるため売却しやすいです。
古家付き土地として売ったりホームインスペクションを実施したり、リフォームをおこなうとスムーズな売却が見込めるでしょう。
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