2024-03-26
所有している空き家の、防犯対策は万全ですか?
空き家の防犯対策をせずに放置していると、思わぬ犯罪のターゲットにされてしまう可能性があるため注意が必要です。
そこで今回は、「空き家の防犯対策をしないとどのような危険性があるのか」をはじめ、不審者に狙われやすい空き家の特徴や、狙われないための防犯対策の方法について解説します。
福岡市東区を中心に福岡市内および市内周辺地域で空き家を所有している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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近年、日本では、高齢化や核家族化を起因とする空き家の増加が社会問題となっています。
「空き家となった実家を相続したものの、遠方にあってなかなか様子を見にいけない…」という方も多いのではないでしょうか。
しかし、放置された空き家は不審者に狙われやすいというリスクがあります。
たとえご自身が遠くに住んでいても、なにか犯罪が起きれば所有者に責任がおよぶので注意しなければなりません。
ここでは、空き家の防犯対策をしないとどのような危険性があるのかについて解説します。
家具や家電などを空き家に置いたままにしていると、盗難の危険性があります。
長年愛用していた思い入れのある家財道具や、いつか使おうと思って置きっぱなしにしていた物が盗まれてしまうかもしれません。
「現金や貴重品などは置いていないから」と、油断しないようにしましょう。
空き家の場合、盗難された時期を特定するのが難しいため、盗難届を出しても解決するケースはほとんどありません。
人の出入りが少ない空き家は、不審者の滞在場所として狙われやすい環境です。
知らぬ間に不審者に侵入され、そのまま不法占拠されてしまう恐れがあります。
不審者のたまり場や生活の場にされてしまうと、生ゴミの放置などによる衛生面の悪化も心配です。
また、所有者が久しぶりに空き家を訪れた際に、不審者とはち合わせてしまう危険性があります。
管理がされていないことが明らかな空き家は、不法投棄が多くなる傾向にあります。
敷地内にゴミが放置されていると、自然とポイ捨ても増えていくため注意が必要です。
大型のゴミが増えると、処分するにも費用がかかってしまいます。
大きな被害に発展しやすい犯罪が、放火です。
人の目につきにくく、防犯対策もされていない空き家は、放火のターゲットになりやすいといえます。
火をつけやすいゴミの放置が放火の引き金になったり、被害を大きくしたりするケースもあるため注意が必要です。
火災が起こると所有している空き家が甚大なダメージを受けるだけでなく、近隣にも被害がおよぶ危険性があります。
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不審者に狙われやすい空き家には、いくつか特徴があります。
所有する空き家がその特徴に当てはまっている場合は、より高い防犯意識を持つ必要があるでしょう。
ここでは、不審者に狙われやすい空き家の特徴について解説します。
不審者の侵入方法として、無施錠の次に多い経路がガラス窓を割っての侵入だとされています。
防犯対策がされていない窓は、施錠をしていても簡単に割ることができるため、侵入経路になりやすいのです。
また、窓が多い空き家は、侵入経路が多いというだけでなく逃走経路も確保しやすい環境だといえるでしょう。
通行人から目撃されにくい場所にあることも、犯罪のターゲットになりやすい特徴の1つです。
不審者も犯罪時のリスクを避けたいという意識があるため、基本的にはなるべく目撃される可能性が低い空き家を選ぼうとします。
人通りが少ない状況は、犯罪時の目撃リスクを減らすと同時に、家財道具などを盗難する際の時間的な余裕にもつながりかねません。
角地にある空き家は、人目につきやすいため犯罪の標的になりにくいように思えます。
しかし、2方向を道路に囲まれている角地は、侵入経路と逃走経路を確保しやすい立地でもあるので注意しましょう。
また、1方向だけ道路に面している空き家よりも、角地の空き家は外から全体像を確認しやすい状況です。
不審者が空き家の状況を把握し、犯罪の準備をしやすい立地だといえるでしょう。
角地に建っている空き家とは反対の環境ですが、塀に囲まれているなどして視界がさえぎられている空き家も不審者に狙われやすいといえます。
敷地内に入ってしまえば、建物への侵入に時間がかかっても目撃されにくいからです。
また、空き家に住みついていても周囲に気付かれにくいため、不法占拠されやすくなります。
草木が伸び放題になっている空き家や、道路から建物が離れている空き家も、人目につきにくいので注意が必要です。
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所有している空き家を犯罪から守るためには、効果的な防犯対策について知っておくことが大切です。
ここでは、防犯対策のポイントや具体的な方法について解説します。
犯罪のターゲットにならないためには、防犯意識の高さをアピールすると効果的です。
防犯カメラや、人間が近づくと点灯するセンサーライトなどが設置されていると、それだけで不審者に対するけん制になります。
防犯カメラの設置にかかる費用は性能によってさまざまですが、安価で入手できるダミーの防犯カメラも有効です。
先述したとおり、空き家への侵入経路になりやすいのが「窓」です。
とくに築年数が古い家は、ガラスが薄かったりピッキングで開錠しやすかったりと、窓からの侵入がたやすいといえます。
可能であれば、強度の高い防犯ガラスの窓に交換しましょう。
交換が難しい場合は、窓に防犯フィルムを貼るという方法もあります。
また、窓の鍵をピッキングがしにくいディンプルキーに交換する、補助鍵を追加するといった方法も効果的です。
きちんと手入れされていることが伝われば、不審者は手を出しにくくなります。
具体的な方法としては、「ポストに郵便物をためない」「庭の草刈りをする」「ゴミを放置しない」などです。
このように、まずは標的にされないための環境づくりを意識しましょう。
定期的に足を運ぶのが難しい場合は、空き家管理会社に依頼する方法もあります。
空き家の点検や巡回をはじめ、非常時に現地に駆けつけるサービスもあるので安心です。
空き家の防犯対策には、どうしても手間や費用がかかってしまいます。
また、人が住んでいない家は、手入れをしていても劣化が進む一方です。
将来的に空き家を活用する予定がないのであれば、売却も検討してみてはいかがでしょうか。
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相続した実家が空き家として放置されるケースは少なくありません。
しかし、空き家のまま所有を続けるのであれば適切な防犯対策が不可欠です。
犯罪のリスクは、所有者だけでなく近隣住人にもおよぶ可能性があることを理解しておきましょう。
空き家の管理が難しい方や、将来的に空き家を活用する予定がない方は、早めの売却をおすすめします。
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